DNSで妙に苦労した話

人には名前がある。人は名前で区別がつくようになっている。そうしないとお互いがお互いに呼び合う時に不便だからだ。人権問題などを度外視すればこの名前、相手が一意に定まるのであれば別になんだっていい。極端な話、マイナンバーの番号で呼び合っても一意に定まるはずだ。

人権問題以外にもこの方法は問題がある。そう、番号だと全く覚えられないのだ。うちの母は114514番で、父が1919番で、みたいに露骨に気持ち悪い語呂合わせがあれば覚えられるかもしれないが、私の番号は15937183579541番よ、よろしくねってめっちゃ美人で巨乳の姉ちゃんに言われても覚えられないだろう。私だって無理だ。

これに対して名前をちゃんとつければ相手のことを覚えやすい。15937183579541番の姉ちゃんも友佳みたいな名前が付いてればたぶん見分けがつくだろう。

同じような理屈で、サーバーにも数字で一意に割り当てられたIPアドレスと、それに対応する名前が付けられている。このIPと名前をリンクさせて解決する仕組みがDNSと呼ばれる、名前解決手段である。15937183579541番の姉ちゃんと友佳をリンクさせているのはこのDNSということになる。

やっと本題。この前まで妙に私の家とスマホからこのブログにアクセスができない状態が続いていた。全く原因が分からなかったので父に相談したところ、IPとドメイン名両方でpingを投げることを提案された。なるほど、たしかにIPならばpingが通る。要するに私のブログにやっほーと声をかけたわけだが、IPならば声が通り、ドメイン名だと声が通らなかったわけだ。そして父のスマホだと私のサイトにはアクセスできた。つまり、我が家の回線の大元のDNSサーバがIPとドメインをリンクさせられていなかった、というわけ。15937183579541番の巨乳の姉ちゃんを友佳と関連づけしてくれていなかった。何回かルーターを再起動したらちゃんと解決したのだが、よくわからんね、という話になった。物理的な話なのかそれとも……。

ちなみにスマホの方が繋がらなかった理由は一切不明で、再起動したら治った。まぁ私のスマホ、何かと曰く付きなところあるし、再起動して治るならまぁいいかなと。新宿のど真ん中で電波拾えないことある子なので……。

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