電車の広告をぼんやり眺めていたら萌え袖で可愛く魅せよう! みたいな謎の広告を発見した。今となってはなんの広告なのかも忘れてしまったが、妙に印象的だった。
そもそも萌え袖とは、でかいサイズの服を着た場合に、指先しか出してない残念な状態を指す。一種の萌要素だが、理系出身の私はあまりこの状態の女子と出会ったことがない。実験とかしてると邪魔どころか引火したりして文字通り燃え袖になったりするしな。服が薬品を吸い込んだりしたら残念ことになるし、実験日にそんな可愛い服着てくる女子がそもそもいなかった記憶もある。そもそも周りに女子がいなかったとか言っちゃいけない。
何故印象に残ったのかと考えるとおそらく手の位置だろう。両腕で何かを食べるようなポーズをしていた。そう、両腕。つまり掌が肘より上にあり、腕が90度前後曲がっている状態。果たしてこの状態で萌え袖は実現できるのだろうか。脇をしっかり締め、肘あたりでニットを固定して、手首に引っ掛けるようにすれば実現可能なのだろう。しかしそこまでして袖で萌える意味はあるのか。この状態でピザでも食べようものなら袖が汚れまくるぞとツッコミを入れたくなったりもしたが、これが好き、という人も世の中一定数いるのだろう。
私には理解できない世界だが、そういうのを否定するための記事でもない。せっかくだしこれを機に世の中の萌え袖について理解を深めてみてもいいのかも、と思ったりした、という話。