ルカリオ&メルメタルGXのデッキ考察

珍しく駄文ではなく真面目な文章の回。タイトルの通り、ポケモンカードのルカリオ&メルメタルGXを軸にしたデッキを組んだという話。友人と身内バトルをするために組んだのだが、相手もピカチュウ&ゼクロムの環境トップに近いデッキを組んでいたため、それに対抗するべくデッキを構築した。今回の記事はポケモンカードをやっていることを前提に話が進むが許してほしい。そこそこのケアはするように意識するが……。

ルカリオ&メルメタルGX(以下簡略化のためメルカリと呼ぶことにする)を軸にしたデッキに限らず、私がデッキを構築する上でまず気をつけていることは「デッキに入れるカード1枚1枚に対して順位をつけ、上から60番目までのカードを採用」することである。いや当たり前のことじゃんって言われそうだが、要するになんとなくデッキにカードを入れることを避けるための標語である。軸だから最大の4枚入れました〜〜はやめよう、という話。サイド落ちを考えて2枚採用するが3枚目は本当に必要なのか? は常に考えていく必要がある。というわけでデッキのカードを紹介。基本レシピはこちらをのルカリオ&メルメタルGX+GXメルメタル+非GXメルメタルを参考にした。また、基本的に後攻をとることになる。詳しくは後述。

ルカリオ&メルメタルGX*3

ジバコイル*2

コイル*3

ふしぎなアメ*4

ミカン*1

カプ・テテフGX*1

ハイパーボール*4

ダブル無色エネルギー*3

アセロラ*2

リーリエ*2

シロナ*2

デンジ*1

エリカのおもてなし*1

マーマネ*1

グズマ*2

メルメタルGX*1

メルメタル*1

メルタン*2

テンガン山*2

マーシャドー*1

ネストボール*3

おじょうさま*1

ネクロズマたそがれのたてがみGX*1

メタルコアバリア*1

鋼鉄のフライパン*1

メタルゴーグル*2

鋼基本エネルギー*12

というわけで個別解説

ルカリオ&メルメタルGX

この構築の軸。軸なのでサイド落ちケアを考えて少なくとも2枚は採用。初動で引いてバトル場に出しつつ手張りでダブル無色をつけることで後攻2ターン目でヘビーインパクトかフルメタルウォールGXの2択を迫ることを目標に動くため3枚採用した。もっと安定させるために4枚にしてもいいかもと思うシーンは多々あった。

初動に出してこうてつのこぶしで小ダメージ+鋼エネルギーリクートのたねポケモンとしての動きも、中盤からヘビーインパクトを打つ大型モンスターとしての動きもできるすごいやつ。こいつをどれだけ倒されずに使い回すかが鍵になる。早い段階でこいつが1枚でも落ちるとサイドレースが厳しくなるため、思いの外序盤の数ターンを慎重に動かす必要がある。

特にGX技のフルメタルウォールGXが曲者で、ぱっと見初動ぶっぱが強そうだが、エネルギー2個の時の効果もかなり強力で、こちらも絡めて運用していかないといけない。ここでフルメタルウォールに限らず、ガード技を撃つ場合に私が意識していることに「そのガード技を撃つ暇で攻撃した方が結果的に被害は少なくならないか」である。フルメタルウォールの場合、一回の攻撃を放棄してまで次の相手の攻撃を30点軽減する価値があるのかどうかをよく考える必要がある。多分エネルギー2枚のピカゼク相手にエネ1ウォールをぶっ放してもあまり幸せにならない。エネ2ウォールも怪しい。たぶんこうてつのこぶしで次に繋いだ方がいい。ピカゼクの場合特にバトル場のエネルギーをトラッシュして展開を一気に鈍らせつつ、こちらの防御力を上げることで始めてアドバンテージが取れる。ジラサンのような低ダメージビート相手ならばなるべく早いタイミングで撃つとアドバンテージが取れるだろう。

ジバコイル

この構築のエネ加速要員。サイド落ちケアで2枚。3枚目は要相談。ジバコイルを場に2枚出せるとかなりの圧力になる(大きさの話ではない)ため、極力それを狙う。後述のメルメタル達が思いの外頼りなかったため、レアコイルもセットでもう少しコイルに寄せた方が安定するのかなと思ったりもした。

コイル

特にいうこともない下敷。

ふしぎなアメ

コイルをジバコイルに進化させるために採用。今回の構築ではレアコイルなしで飴だけで進化させるため手札に来ないと話にならない。よって4枚採用。アメを食うポケモンがコイルしかいないのに進化先が2枚しかなくて在庫過多のシーンが多々見られた。ハイパーボールの餌になるのでまぁいいといえばいいが、それならジバコイル多い方がいいじゃん感はあった。

ミカン

この構築の真の展開要員兼軸。スペシャルイラストがめちゃくちゃ可愛いがまだ持ってない。そのうち買いたい。上の公式サイトの通り、後手の初手ターンに限り、発動すると鋼ポケモンを5枚サーチできるウツギ博士も真っ青の破格の性能。進化後もサーチ可能であるため、基本的にミカンでジバコイルとコイルを揃えて気合いでアメを拾ってくることになる。初動に引きたいためサイド落ちもケアしたいが、サイド落ちしたらその時と割り切り、今回は1枚で採用。サイドに落ちた悲しみよりも終盤に2枚手札にミカンが来た時の悲しみの方が深すぎるためこのような採用をした。

基本的にはコイル+ジバコイル+後続のメルカリ+2枚でサーチしたいのだが、この2まいがなかなか悩むところで、基本的にはメルタンとメルメタルGXを持ってくるようにしていた。しかしそのメルメタルGXが役に立つシーンが存外少なかった。うーん。

カプ・テテフGX

サポートカードサーチ要員。ベンチの漬物。このデッキでのテテフの仕事は主に3つ。

1つ、初動ミカンのサーチ。ハイパーボール4枚と合わせて意地でも初動にミカンを拾いに行く。

2つ、中盤のアセロラサーチ。メルカリが簡単にダウンさせていい駒ではないため、手負いのメルカリを手札に加えたい中盤で使う。

3つ、詰めの1手のグズマのサーチ。最終盤、手負いのエースを引きずり出してぶん殴りアザッシタするために使う。

以上、いつ来てもこのデッキでは仕事があるが、財政難だったため恥ずかしいが今回は1枚での採用。2枚あっても活躍しそうだけど、ベンチの漬物が増えるのは悩みどころ。

ダブル無色エネルギー

メルカリにつけるためピンポイント採用。あるのとないのでは初動の安定感がまるで違う。序盤に引く必要があるため、終盤に引いても後続のメルカリにつけたいため腐らなかったため強気の3枚採用。これが思いの外いい感じだった。

アセロラ

手負いのメルカリを場に残さないために採用。基本的には手負いのメルカリを手札に戻して後続のメルカリを場に出してダブル無色つけてジバコの効果で鋼エネルギーつけてメルカリベンチに出して復活、を狙う。変則的にはダメカンを乗せられたテテフを手札に戻してグズマリーリエに変換する、みたいな動きもしたりする。3枚目が欲しいと思うシーンもあったがそれなら友達手帳とマーレインかなぁと思う。

リーリエ

シロナ

エリカのおもてなし

説明不要のドローソース。手札少量の時のリーリエも、リセットのシロナも同じくらい必要だったため2枚ずつで採用。エリカも含め5枚のうちどれかが来ればひとまず立て直せるためなんとかなるシーンが多かった。ただ、このデッキだと中盤以降手札がかさばるシーンが何度かあったからもう少し配分は考察の余地あり。

デンジ

5枚目のふしぎなアメとして採用。すでに不要だったとしても後述の防御札に変換できるため割と腐らない。安定してきた中盤だとエリカ以外のサポート枠が余ったりするのでそこでサーチできるとgood。汎用グッズサーチが案外強いなっていうのもこの構築の収穫。

マーマネ

第6のドローソース。序盤の手札で腐ってる鋼エネルギーをトラッシュに落としてテンガン山の効果に繋げたり、被ってるメルメタルを始末したりとトラッシュして山札を4枚掘れる安定した性能を見越して1枚採用。いつきてもいいのでもう1枚欲しいかなと思ったが60位以内に入らなかったため今回はピン刺し。

グズマ

ご存知グズマ。基本的には中盤から終盤の詰めに使うため2枚の採用。序盤にきても後続のメルカリが育ってない、というシーンが多く、その場合はシロナで山札におかえりいただく。

メルメタルGX

メルメタル

メルタン

ネクロズマたそがれのたてがみGX

第2の勝ち筋を生み出すために採用。全く活躍しなかった。レアコイルとジバコイルとコイルで良かったのでは感がすごい。これらで勝ちに行きということはメインの動きができていないため、何処かしらで無理が生じているわけで。コイキング&ホエルオーの時に続いて第2の勝ち筋を作ってみたが、喧嘩もしないが仲がいいわけでもない絶妙に気まずいバランスだった。炎対策でソルガレオGXとかの方がいいのかなぁ。

テンガン山

マーシャドー

この構築のスタジアムと対スタジアムの解答。トラッシュの鋼エネルギーを参照するため、マーマネで鋼エネルギーをトラッシュして強気にテンガン山を掘りに行く、という動きもしたりする。しかし最序盤に引くと悲しみを生み出すため最低限の2枚で採用。3枚入れると事故った。マーシャドーはネストボールから撃てるプリズムスタースタジアムへの解答。サイド落ちケアをしたかったが手持ちに1枚しかなかった。辛い。

おじょうさま

このデッキの爆弾。莫大なデッキ圧縮をしつつ鋼エネルギーを場のポケモンにばら撒く。メルメタルGXとのシナジーを見込んで採用してが、2枚目以降のメルカリとシナジーを形成していたイメージがある。手負いのメルカリを逃すという選択肢が取れるようになったりするのでそういう意味でもこのデッキなんだ、と頭を抱えることになった。いやまぁ強かったけども。1枚以上採用する勇気は私にはなかったです。

メタルコアバリア

鋼鉄のフライパン

メタルゴーグル

防御札。手を止めずに守れるカードは優秀。特に序盤、相手が火力を出せない場面で1ターンメタルコアバリアを展開できると相手が攻撃を渋ってエネルギー補填にターンを使ってくれたりしたので次のターンにウォールでさようならみたいな動きもできた。環境がピカゼクでジバコイルを守りたかったのでゴーグルを多めに採用した。環境に合わせてここら辺は枚数合わせると良さげ。

個別解説が長すぎた。試合は初動から最後の詰めまで基本的にはメルカリで行うことが多かった。メルタン系の枚数とジバコイルの枚数以外は今の所不満はないかなぁ。たまにマーシャドー不在で事故るがそれを諦めるかケアするかとテテフの枚数をどうするかをもう少し詰めようかな。初期に参考にしたデッキの原型留めなくなりそう。

私もまだまだポケモンカードは初心者なのでいろいろ考察して上手くなれたらいいなと思う。

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