唐揚げ弁当の話

唐揚げの話。最近唐揚げ食べてないんだよねって話をすると10人中13人くらいに驚かれる体質をしているので、最近なんで唐揚げをそんなに食べられない生活をしているのか、むしろ昔なんでそんなに食べてたのかを話そうと思う。ちなみにざっと調べた感じ、2月27日現在、2月3日以来24日も唐揚げを食べていないらしい。

なぜ最近唐揚げを食べていないのか。これは実に簡単で今の職場の近くで唐揚げを食べられる場所が少ないから。どんだけ頑張っても片道歩いて5分くらいのところまで行かないと唐揚げを食べられず、その店も結構人気で頑張って歩いても満席で入れないことが多々ある。昼休みの貴重な時間を使うリスクとリターンが見合ってないのだ。それなら近くで安く食べられるサイゼリヤか松屋、あるいは美味しいラーメン屋でいいじゃん、って話になる。頑張ってありついた唐揚げも結局900円とかするし。

一方、何故1年ほど前はあんなに唐揚げを食べていたのか。去年、私は週に2-3回のペースで唐揚げ弁当を食べていた。それこそ、唐揚げの人と呼ばれるくらいには唐揚げを食べまくっていたわけだ。そんなに唐揚げが好きだったのか、と言われると実はNOである。食べ始めた当初はその圧倒的なコスパを目当てにしていたのだ。当時食べていた唐揚げ弁当、なんと480円なり。これで唐揚げ5個と大量の米と申し訳程度のキャベツと小鉢が付いてくる。安い。そして弁当なので大学の好きな場所で食べられる。すぐ出てくるし時間効率も抜群。大学生にとってこれ以上の物件はなかったのだ。あまりに大盛りでお腹が空かない問題も当時やっていたバイトの関係でむしろ好都合だった。当時訳あって片道90分くらいのところでバイトをしていた上に上がる時間が21時とか22時とかで、帰って夕飯にありつく時間がかなり遅かったのだ。こりゃ唐揚げ5個による暴力的な腹持ちが必要ですね、となる。

毎日うまいものを食ってる以上、Twitterで飯テロをしないわけにもいかない。これは礼儀である。そういう様々な事情が重なり、当時の唐揚げラッシュは生成されていたのである。

今では意味もなく食べたくなるくらいには好きな唐揚げであるが、実益重視の寂しい理由から付き合いが始まったのが唐揚げである。人生、何がきっかけで大きく変わるかわかったもんじゃないな。そういう奇跡の出会い、きっかけを大事にしたいね。

シェアする

フォローする