意思疎通をする時の話。明日くらいに別記事、待ちについて、でまとめようと思うが、私はどんな分野においても待ちの姿勢を貫くことが多い。ゲームにしろコミュニケーションにしろ。ゲームは特にその傾向が強い。最初の提案をこちらからしたら後は相手の出方を伺う。
会話ならば最初の一手を投げて相手の出方を伺い、それに合わせて展開を繋げる。そうすれば後は勝手に相手が会話を盛り上げてくれる、そういうスタンス。実際今までそれで上手くいっていたし、私は基本的に相手の話力に火をつけるお仕事を中心にしてきた。それを少し変える必要が出てきたので変えた、という話。
コミュニケーションはバランスである。一般的にコミュ力のある人とはとにかく喋り散らかす人というイメージを持たれがちである。果たして本当にそうだろうか? この理屈でいくとコミュ力お化けだけでグループを作ると烏合の衆のようなコミュニティが完成するはずである。要するにバランスが悪い。そんなはずないだろう。本当にコミュ力のある人たちを集めてランダムに5,6人のグループを作る作業を繰り返した場合、よく喋る人はほぼランダムになるんじゃないかと思っている。相手との話量の差を見極めて自身から喋る量を調整する。多分それができる人が本当にコミュ力があるんだ思っている。ただし、この持論はいくつか議論すべき点が抜けている。
一つ、相手が会話をする意思があるかどうか。どれだけこちらがいろんな種類の会話をトスし続けても相手がボールに興味を示さなければ始まらない。
一つ、相手が会話を続ける意思があるかどうか。ボールを受け取っても地面に叩きつけてドヤ顔する人がこの世には一定数いる。
これ以外にも議論すべき点はいくつもあるかと思うが、今回の本題はそこではないので割愛。早い話、職場でのコミュニケーションが両方とも満たしてしまったので苦労した、という話。どちらかを満たす人だらけなので雑談は最近諦めて仕事の話以外は全くしなくなった。そしてその仕事の話でも苦戦するのでスタンスを変えた、というのが今回の話。
会話がうまくいかない以上、意地で意思疎通をするしかない。ならばどうするか。最終手段である。相手の首根っこを掴みにかかり、拘束、議論を開始。議論が終わったら開放。以上。ノーガードの殴り合い戦法。この手に限る。相手の話量なんて知ったこっちゃない。
特に職場でのコミュニケーションは先制攻撃が大事だなと思う。相手の出方を伺って展開してる場合じゃない。