Twitterで軽く呟いたら思いの外反響があったので。
スプラトゥーンというよりゲームの遊び方に対する価値観の話。多分俺がそう思っているだけなのでこれが正解だとは一切思わないし、押し付けるつもりも毛頭もないので所謂ポエム記事。これでも真剣に書いているのでそこだけは承知の上読み流してほしい。
そもそもガチマッチとリーグマッチってなんぞやという話。スプラトゥーンは大きく分けて2つのモードに分けられる。強さの指標の数字「ウデマエ」を競い合い戦うルール「ガチルール」と、強さの指標はそれとなくぼかされ、良しなに塗りあって勝ちを競う「ナワバリバトル」である。ここにタワーディフェンス型の協力モード「サーモンラン」や一人用ストーリーモード「ヒーローモード」などが絡んでくるが、今回は除外。
ガチマッチはさらに2つに分化する。8人ランダムで集めて個人の強さを競い合う「ガチマッチ」と4人固定の即席チームを組み、同じく4人の固定チームと戦いチームの強さを競い合う「リーグマッチ」に分けられる。今回の主張は自分はこの2つのうち、ガチマッチの方が好きだという話。
理由はいくつかあるが、一番大きい理由は2つ。1つ、人間関係のこじれが面倒だから。2つ、今すぐ遊びたいのに今すぐ遊べないケースがあるから。
1つ目の理由について。スプラトゥーンというゲームを遊ぶ人間は大きく分けて2つのパターンに分けられると俺は思っている。「スプラトゥーン自体を遊ぶのが好き」な人間と「スプラトゥーンを肴に誰かと遊ぶのが好き」な人間。俺は間違いなく前者で、黙々とハイドランドを担いでガチマッチに勤しむのが好き。後者の人間はカラオケに誘う感覚でスプラトゥーンを誘うのではないか。俺がハイドランドを持っていると知った女の子にリーグマッチに誘われたことがあるが、「ハイドランドとの組み合わせを知りたいから俺に声をかけたんだろう」と解釈し、2人で遊んだ。周りから見るとデートに誘われているように見えたのかも知れない。それこそ水族館とかに女の子が勇気を持って男の子を誘うシチュエーションに映ってるのかもな。ハイドランドを持ってることしかわからないよくわからないおじさんをデートに誘うやつ、おるのか世の中に？おりそうやな。相手のこと知らないと何も始まらないし。まずは相手のことを知ろうというやつ。なるほどな。アレだ、ハム太郎ガチアンチ勢がめちゃくちゃハム太郎に詳しいのと同じだ。ちなみにその女の子はその後チームへスカウトしてきたのでやっぱり俺じゃなくて俺の手にあるハイドランドを見てたんだなと安心するなどした。
これに限らずスプラトゥーンというゲームを長年やってきたが、あちこちで人間関係のトラブルが発生しているのを見てきたり、巻き込まれたり、時にはやらかして起こしたりしてきたが、どれも碌な末路をたどらなかったので、もうそういうのはいいかなと。異性と2人きりの空間に入れられただけで相手のこと好きになってずっこんばっこんしたくなるんかね？ なるわ生物だもの。危機感覚えたりチャンス覚えたら自分の理性の前に本能が働くわな。子孫残さないといけないわけだ。よくできてるわ動物って。
2つ目。当たり前のことを言ってしまうが4人集めないと遊べないのがリーグマッチ。ということは4人集める人探しが始まってしまう。俺はスプラトゥーンをいますぐやりたいのにどうして人探しが間に挟まるのかと。というわけで人探しとか考える前にガチマッチに手が動く。これが一番の理由な気がしてきたな……。予め遊びに行くだとかで連絡を取り合って4人とも決まっているならば話は変わってくるが、誰かと遊ぶとか決まっているわけではない時にスプラトゥーンをやりたいならば、1人でちゃちゃっと始められるガチマッチが楽だなぁと感じる。
実はリーグマッチ、2人で遊べるモードもあるので1人だけ集めりゃいいじゃんって言われそうでもある。その通り。その時はTwitterで公募をかけずに身内のスプラトゥーンメンバーやD_ReMiXに声をかけるパターンが最近は多い。Twitterで変に公募かけて間違えて女の子が先に来ちゃって「私貴方と2人で遊べないからあと2人待ってもらってもいいですか？」とかなると本当にめんどくさいので。というかなるパターンがあるらしい。なもんでTwitterとかでよく見かける「リーグマッチ@3」を俺は滅多にやらない。やってる時は相当メンがヘラってる時だから優しく受け流してやってくれ。
ならば「いますぐ遊べて」「人間関係が特に拗れなさそうな人たち」ならばリーグマッチに飛びつくのか。ご名答。その通り。だからTwitterとかで募集してる「リーグマッチ@1」はメンバーとステージをみて飛んでいく。このあとすぐ遊べそうなことがわかっているので。@1ならば少なくとも3人集まっているか、男と1on1になる覚悟はできているんだろうということで。
こんだけ適当に書いてきたが、要するに俺は人の輪を広げることよりもスプラトゥーンを自由にやることにウェイトを置いていることがわかる。普段人の縁が大事とかいってるやつとはとても思えないぞ……。大学のラボのボスの名言を借りるのであれば「俺は好きなタイミングでパルプンテ*を撃ちたいんだ」というのが俺のスプラトゥーンというゲームでの正しい価値観であるように思う。好きな時に好きなことしたいんや。ただそれだけが俺の望みなんや。
*パルプンテ:ドラクエの魔法。ランダムで何かが起こる魔法。ポケモンでいう指を振るに近いものだが、本当に何が起こるかわからない点で異なる。敵が消えたりもするらしい。
スプラトゥーンで友達を増やす分にはいくらでも歓迎なのだが、ハナっからスプラトゥーンに恋人を求めにいくスタンスには懐疑的というだけの話。誰と誰が付き合ってるかもしれないからリーグマッチの時によしなに合わせたり合わせなかったりしないといけないとか、どことどこが仲悪いから合わないようにリグマ募集かけなきゃいけないとか、あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛め゛ん゛と゛う゛く゛さ゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛
多分こんなんだから鈍感にもなるわ、女の子のアタックにも気づかないんだと思う。いやだってそんな都合よく俺に近づいてくる女の子が俺に好意持ってるわけないじゃん冷静に考えて。